我が家にはミニチュアダックスが2匹おります。10歳のメス(ペットショップにて購入)8歳のメス(3才になる前に保護センターより里親になる)です。
どちらも食いつきがいいので、頻繁にフードを変えることはありませんが、それでも何回か試しつつ現在のフードにたどり着きました。
10歳の子は生後4か月から6か月までサイエンスダイエットプロのパピー用を食べていました。カロリーも高く、量もたくさん食べれたので、食い意地の張ったうちの子にぴったりでした。7か月からは大人と同じフードに切り替えたのですが、パピー時代に比べて給餌量も減り、物足りないようで食フンが始まってしまったのです。病院の先生に相談して、量を食べて満足させ食フンを辞めさせる方向でフードを探すことになり、量を食べるためにサイエンスダイエットプロの低カロリーのダイエット用フードを試してみることにしました。
今までの倍以上食べることができるので、食フンも次第に治っていき、ほっとしました。1歳になるころには体重も4.5kgに安定し、今までより食い意地も収まってきたので、少しフードの成分を見直して素材を吟味したフードをあげてみることにしました。製法や材料、食いしん坊なのでカロリーは少な目、かつたくさん食べれるもので探していたら、バンガードのナチュラルハーベストを見つけました。真空パックなので、開けたら個別に分けて冷蔵庫に保管します。保管の仕方が面倒ですが、いつでも新鮮はフードが食べれることも気に入った点の一つです。なんでも食べる子なので、嫌がらずに食べてくれました。注文をするとおやつの試供品がもらえたりするのも嬉しいサービスでしたよ。
数か月食べ続けていると、成長が止まったと思っていたのに、背が伸び、体重が増え始めたのです。結局、2歳になるころには4.5kgが5.4kgになり、今まで着ていたダックス用Mサイズの服は入らなくなりました。しかし、肥満というわけではなく、普通に成長していったのです。1歳になると成長も止まると聞いていたので驚きです。もともと、大きい足だし、頭のサイズも普通の子よりは大きめでした。ダイエットフード時代はちょっと頭でっかちのバランスの悪い体系だったのが、すべて均等に成長したのです。食べるものでこれだけ成長に違いが出ることにびっくりしました。ダイエット用フードはたくさん食べれるけれど、その分排泄量もものすごかったので、もしかしたら、そのせいで栄養の吸収が良くできなかったのかもしれません。肥満の子には効果がありますが、成長期の犬にあげるのは適していなかったのでしょう。
良いフードに巡り合ったと思っていたのですが、5歳になった頃、低たんぱく症になってしまいました。尿石症も併発し、それからはずっと処方用のロイヤルカナンの低分子プロテインを食べています。たんぱくを安定させることを目的としているので、他のフードを試すことはもうできませんが、嫌がらず10歳になった今でも、こちらのフードを食べ続け、正常範囲の数値を保ちながら頑張っています。
もう一匹、3歳になる前に引き取った保護犬の場合です。
ブリーダー崩壊の現場からレスキューされて来ました。4kg弱の小さな子です。我が家に来る前はどんな食生活だったのか知ることはできませんが、のんびり食べる姿を見て、飢えたことはなさそうだなと思いました。
ですが、食事をもらっていたわりには、ロングなのに、毛もぼそぼそで尻尾なんかゴボウのようでした。保護団体さんがバンガードのナチュラルハーベストをあげていたので、我が家も引き継いであげていました。数か月後、毛が生え始め、ツルツルだった体も尻尾も普通のロングのダックスのようになりました。のろのろ食べていると姉犬に取られてしまうので、食べ残したり、ノロノロ食いもしなくなり、同様に食いしん坊になりました。食欲が出てくれて本当に良かったと思います。この子も適切な時期にきちんとして栄養を与えられていれば、もう少し大きく育ったのかもしれません。
フード選びは頭を悩ませますが、犬の成長・老化とともにフードを変えて必要な栄養を摂取していく必要があると実感しました。アレルギーなどある子は大変かもしれませんが、でいろいろなフードを試して、その子に合ったものを見つけてあげたいものです。我が家もシニア期に入りましたので、病院と相談しながらこれからのフードを検討していくつもりです。
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